ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いとは?選び方、メリット・デメリットを詳しく解説

歯並びのお悩み、矯正治療で解決しませんか?
当院では、従来のワイヤー矯正に加え、目立たないマウスピース矯正もご提供しています。
このコラムでは、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説しますので、きっとあなたに最適な矯正方法を見つけることができると思います。
無料カウンセリングでは、専門医があなたの歯並びの状態やご希望を詳しくお伺いし、治療方法による治療期間、費用、メリットとデメリットをご説明し、納得のいく矯正治療を選ぶサポートを行います。
ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正の治療方法と歯が動く仕組み
ワイヤー矯正は、歯並びを改善するための伝統的かつ効果的な治療法です。
歯に「ブラケット」と呼ばれる小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていきます。
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1. ブラケットの装着
まず、歯にブラケットを装着します。ブラケットは、金属製のものや、目立たないセラミック製のものなどがあります。
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2. ワイヤーの装着
次に、ブラケットにワイヤーを通します。ワイヤーは、歯を動かすための力を加える役割を果たします。
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3. 定期的な調整
定期的に歯科医院に通院し、ワイヤーの調整を行います。歯科医師があなたの治療の進み具合(歯並びの状態)に合わせて、ワイヤーの力を調整します。
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4. 歯の移動
ワイヤーの力によって、歯が少しずつ動いていきます。歯の移動には時間がかかりますが、徐々に理想の歯並びに近づいていきます。
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5. 治療期間
ワイヤー矯正の治療期間は、歯並びの状態や、使用する装置によって異なりますが、全体を動かす矯正治療の場合、一般的には1年半から3年程度です。
ワイヤー矯正のメリットとデメリット
ワイヤー矯正のメリット
- 様々な歯並びに対応できる
- 治療期間が比較的短い
- 費用が抑えられる場合がある
ワイヤー矯正のデメリット
- 装置が目立つ
- 痛みを感じやすい
- 歯磨きがしにくい
マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正の治療方法と歯が動く仕組み
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使って歯並びを改善する、比較的新しい矯正方法です。
従来のワイヤー矯正とは異なり、装置が目立たないため、治療中の見た目を気にされる方におすすめです。
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1. マウスピースの製作
まず、歯型を取り、それを基にオーダーメイドのマウスピースを製作します。
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2. マウスピースの装着
マウスピースを歯に装着します。マウスピースは、歯を少しずつ動かすための力が加えられるように設計されています。
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3. 定期的な交換
定期的に歯科医院に通院し、新しいマウスピースに交換します。マウスピースは、歯の移動に合わせて、少しずつ形が変わっていきます。
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4. 歯の移動
マウスピースの力によって、歯が少しずつ動いていきます。歯の移動には時間がかかりますが、徐々に理想の歯並びに近づいていきます。
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5. 治療期間
マウスピース矯正の治療期間は、歯並びの状態や、使用するマウスピースの種類によって異なりますが、全体を動かす矯正治療の場合、一般的には1年半から3年程度です。
マウスピース矯正のメリットとデメリット
マウスピース矯正のメリット
- 目立たない
- 取り外し可能
- 痛みが少ない
マウスピース矯正のデメリット
- 適応症例が限られる
- 治療期間が長くなる場合がある
- 費用が高くなる場合がある
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いと比較
全く同じ状態の歯並びを、仮にワイヤー矯正とマウスピース矯正で治療を行なったとした場合、治療期間が異なることがあります。
一般的には、ワイヤー矯正の方が治療期間は短い傾向があります。
ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、個々の症例によって異なります。
治療期間は長いが、治療中の過ごしやすさが魅力のマウスピース矯正
ワイヤー矯正には、様々な歯並びに対応できるため、複雑な症例でも治療期間を短縮できる可能性があります。
それは、歯を動かす力が強く、効率的に歯を動かすことができるからです。
一方で、マウスピース矯正には、治療中のライフスタイルを重視したい方へのメリットが大きいという違いがあります。
治療中のメリットが大きなマウスピース矯正
マウスピース矯正は、器具そのものが目立たないため、治療期間中も周囲に気づかれにくいというメリットがあります。
また、ワイヤー矯正のようなパワーで歯を動かすのではないため、痛みが少なく、快適に治療を進めることができます。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらを選ぶべきかのポイント
治療期間を重視する方 | ワイヤー矯正がおすすめ |
目立たないことを重視する方 | マウスピース矯正がおすすめ |
治療中の痛みを軽減したい方 | マウスピース矯正がおすすめ |
ワイヤー矯正とマウスピース矯正で適した歯並びの違い
歯並びの状態の種類
ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、歯を動かす方法や得意な動きに違いがあるため、それぞれに適した歯並びが異なります。
まず歯並びの状態は、以下のような種類に分類されます。あなたの歯並びがどれに近いのか考えてみて下さい。
叢生(そうせい)・乱杭歯(らんぐいば)

歯が重なり合って生えている状態。八重歯も叢生の一種です。
反対咬合(はんたいこうごう)

下顎の歯が上顎の歯よりも前に出ている状態(受け口)。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎の歯が前に出ている状態(出っ歯)。
開咬(かいこう)

奥歯を噛み合わせても、前歯に隙間が開いている状態。
過蓋咬合(かがいこうごう)

上顎の歯が下顎の歯を深く覆い隠している状態(ディープバイト)。
空隙歯列(くうげきしれつ)

歯と歯の間に隙間が開いている状態(すきっ歯)。
ワイヤー矯正が適している歯並びとその理由
ワイヤー矯正は、以下のようにほとんど全ての歯並びの状態に適しています。
部分的な矯正から全体的な矯正まであらゆる歯並びに対してワイヤー矯正で対応が可能です。
叢生(そうせい)・乱杭歯(らんぐいば) |
歯の重なりが大きい場合や、歯が大きくねじれている場合、ワイヤーの方が、歯を動かす力とねじれに対する強さがあります。 |
反対咬合(はんたいこうごう) |
顎の骨格的な問題が関わっている場合でも、ワイヤー矯正で歯並びを改善することができます。 |
上顎前突(じょうがくぜんとつ) |
歯を後ろに引っ込める必要がある場合、ワイヤー矯正が適しています。 |
開咬(かいこう) |
前歯の隙間を閉じるためには、ワイヤー矯正で歯を動かす必要があります。 |
過蓋咬合(かがいこうごう) |
上顎の歯を下げる必要がある場合、ワイヤー矯正が適しています。 |
マウスピース矯正が適している歯並びとその理由
基本的にマウスピース矯正で治せる歯並びは、ワイヤー矯正にもできると考えて良いでしょう。
その上で、マウスピース矯正でも可能な歯並びは下記のようになっています。
叢生(そうせい)・乱杭歯(らんぐいば) |
歯の重なりが軽度~中度の場合、マウスピース矯正でも歯並びを改善することができます。 |
空隙歯列(くうげきしれつ) |
歯と歯の間の隙間を閉じるのに、マウスピース矯正が適している場合があります。 |
歯並びの乱れが軽度~中度の場合 |
歯の重なりが軽度であったり、歯並びの乱れが部分的な場合は、マウスピース矯正でも十分な効果が期待できます。 |
非抜歯で治療できる場合 |
歯を抜かずに治療できる場合は、マウスピース矯正が適していることがあります。 |
マウスピース矯正の注意点
- 同じ歯並びの状態でも、重症度や患者様の希望によって、適した矯正方法が異なる場合があります。
- マウスピース矯正は、全ての歯並びに対応できるわけではありません。
- 顎の骨格的な問題が大きい場合は、ワイヤー矯正の方が適していることがあります。
当院の矯正治療の特徴

矯正の専門医による矯正治療
矯正の専門医が、患者様一人ひとりの歯並びやご希望に合わせた最適な治療計画をご提案します。
豊富な治療メニュー
ワイヤー矯正、マウスピース矯正に加え、部分矯正など、様々な治療法に対応しています。
裏側矯正(リンガル)にも対応
ワイヤー矯正ですが、器具を歯の裏側に取り付ける方法で、正面からは矯正器具が見えないというメリットがあります。
クリアブラケットにも対応
歯の表に取り付ける器具やワイヤーが、クリアな素材を使用した、比較的目立ちにくいワイヤー矯正の一種です。
ハーフクリア、ハーフリンガルにも対応
ワイヤー矯正では、装置を組み合わせて行うこともできます。ハーフクリアは、目立ちやすい上の歯をクリアの装置で、目立ちにくい下の歯をメタルの装置を用い、ハーフリンガルは、目立ちやすい上の歯をリンガルの装置で、目立ちにくい下の歯の装置を表側にクリアの装置を用いることで、お費用を押さえながら、見た目に配慮することもできます。
人気のインビザラインもご提供
マウスピース矯正の中でも信頼性と人気が最も高いブランド「インビザライン」もお選びいただけます。
丁寧な無料カウンセリング
初めて矯正をお考えの場合、治療期間や費用、治療中の過ごし方や痛みなどさまざまな悩みがあると思います。まずは無料で、歯並びの状態をみながら、おすすめの治療方法やお見積もりをご提案、丁寧にご説明します。
事前の3Dシミュレーション
マウスピース矯正では、ご契約前に3Dシミュレーションを実施しており、治療後の歯並びを予測したリアルなグラフィックでイメージしやすくなっています。
歯の保存を第一にした総合歯科
当院は矯正治療だけではなく、生まれ持った歯をできるだけ抜かずに残こすための治療を第一にした歯医者です。歯の健康も考えた歯並びの矯正を行なっていますのでご安心ください。
また、矯正治療を開始するとしばらく器具を装着するため、必要に応じて事前の虫歯治療を行います。当院は総合歯科ですので虫歯治療のために他院へ行く必要もございません。万が一矯正治療中に歯の治療が必要になってしまっても、当院の中で、矯正治療がストップしないように並行して治療を進めることができますので、ご安心いただけます。
初めての方もセカンドオピニオンも当院の無料カウンセリングにご相談ください

歯並び・矯正に対して、お悩みや疑問をいろいろお持ちだと思います。まずは、歯並び・咬みあわせ・お口元でお困りのことや、理想とする仕上がり、費用、治療期間のことなど、患者さまが気になっていることを何でもお聞かせください。
無料カウンセリングでは、お口の中を確認し、概ね可能かどうかの簡易的な診断をします。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いのまとめ
このようにワイヤー矯正とマウスピース矯正、それぞれにメリット・デメリットがあります。
どちらの矯正方法があなたに合っているかは、歯並びの状態やライフスタイルによって異なりますので、長期の治療を安心して進めるために、まずは無料カウンセリングにお越しいただき、専門医にご相談ください。
ワイヤー矯正 |
マウスピース矯正 |
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メリット |
・様々な歯並びに対応 ・治療期間が比較的短い ・費用が抑えられる場合がある |
・目立たない ・取り外し可能 ・痛みが少ない |
デメリット |
・装置が目立つ ・痛みを感じやすい ・歯磨きがしにくい |
・適応症例が限られる ・治療期間が長くなる場合がある ・費用が高くなる場合がある |
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