インプラント検診は本当に必要?検診の中身とおすすめの受診回数

近年、インプラント治療を行う方が増えてきました。
インプラント(人工歯根)と骨が、強く結合すること(オッセオインテグレーション)により強く固定され、インプラントの長期的な安定性が保たれます。
そのため、ブリッジや入れ歯よりも違和感が少なく、自分の歯のようにしっかり咬めるとようになるからです。
しかし、長くインプラントを保つためには、自分の歯のようにしっかりとメインテナンス(定期検診)がとても大切です。
その理由は、以下のことが考えられます。
① インプラントや上部構造物(被せもの)は、人工物であるため、破損などを起こす可能性
インプラントや上部構造物は、強度があるとはいえ、人工物です。
過剰に咬む力がかかっているとインプラントや上部構造物に負荷がかかり、破損などを
起こす可能性があります。
② インプラントの周囲にも歯肉炎や歯周炎が起こることにより骨の吸収を起こす可能性
インプラントの周りの歯茎は、自分の周りの歯茎と同じですので、しっかり磨けないと
歯肉炎や歯周炎を生じてしまい、周りの骨を溶かす可能性があります。
③ インプラントは、歯にかかる強い横揺れの力に影響により、骨の吸収を起こす可能性
インプラントは、自分の歯と異なり完全に骨と結合しているため、過剰な力がかかった
ときに、力を逃がす空間が周りにないため、 インプラント周囲の骨が溶ける可能性が
あります。
④ 強固に骨と結合(オステオインテグレーソン)しているかがとても大切
インプラントは、骨と強く結合していることで、咬む力に耐えていますので、いかに
それを失わないようにするかが大切です。
これらを防ぐため、早期に発見するために以下の確認を行います。
1)上部構造物の状態 : 人工歯の破損や摩耗を確認
2)歯肉の状態 : インプラント周囲の歯茎の炎症の確認
3)咬合状態の確認 : 過剰な咬合の力がかかっていないか確認
4)骨の状態の確認 : 骨の吸収が起きていないか確認
これらの検診は、年に3~4回することが推奨されております。
定期的にインプラント検診を受けることで、インプラントをより長く、良い状態で、かつ、より健康的に生活することができます。
長く良い状態を保っていけるよう、検診を怠らず、歯科医師・衛生士の指導を受けながら適切にケアしていきましょう。
インプラント治療やインプラント検診について、気になることがある方は、是非お気軽にご相談ください。
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