歯は、2層構造!?
皆さんは、歯がどのような構造になっているかご存じですか?
ご存じのように、歯は、硬い部分が外側にあり、その内側に神経があるのですが、実は、硬い部分は、2層構造になっています!
硬い部分は、エナメル質(①)と象牙質(②)と呼ばれます。
① エナメル質:歯頭の部分の最表層にある、生体で最も硬い組織です。重量比で96%が無機質であり、水分が含まれている量が少ないため、象牙質の支持がなければエナメル質は硬くて脆いため、容易に割れてしまいます。
② 象牙質:歯の主体を成しており、根の部分まで、象牙質でできています。70%が無機質であり、水分が10%含まれているため、エナメル質よりも硬さが落ちます。
硬さの違う2層の硬組織があることで、硬くてもろいはずの歯が割れにくく、かつ、すぐに虫歯にならないように、維持されているのです。